このシリーズでは、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の講師になることを考えている方に向けて、私自身の経験に沿ってBrown大学の講師養成コースについてまとめていきます!
第2回の今日は講師トレーニングに応募する前の前提条件についてご説明していきます✏️
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Brown大学のトレーニングコース
その3でも触れたBrown大学のコーススケジュールを再掲します(Brown大学Mindfulness Center HPより引用)。
Teacher Training Level 1
Brown大学でMBSR teacher を目指す場合、まずは表の左下のteacher training level 1を目指すこととなります。Brown大学Mindfulness Centerのサイトにも英語で詳しく説明がありますので、ご参照ください。条件等は更新される可能性がありますので、コースに進まれる前に必ずご確認ください。
Level1に応募するための前提条件
①8週間のMBSRコースを修了していること
②条件を満たすリトリート(瞑想合宿)の経験があること
8週間のMBSRコース
リトリートの参加経験
「リトリート」とは瞑想合宿のことです。これには条件があり、下のようになっています。
【対面リトリートの場合の必要条件】
1) サイレント・リトリートであること
2)講師が教えるものであること
3)5日間以上であること
サイレント・リトリートであること
サイレント・リトリート とは、「沈黙の瞑想合宿」のことです。
サイレント・リトリートにおいては、基本的に沈黙を守ること、他者とのコンタクト(身体的な接触やアイコンタクトなどを含む)を避けることが求められます。
ただし規則の説明や不明なことがあったときの質問など、必要最小限の運営者との会話は認められるのが普通です。
講師が教えるものであること
これの意味するところは、例えば瞑想音源を流すだけで熟練した講師のいない瞑想合宿は認められませんよ、ということです。
瞑想の過程では様々なトラブルが生じることがあります。
それに対応できる熟達した講師がいて、質問ができる環境があることが条件となっています。
5日間以上であること
瞑想合宿といっても1泊2日など短いものは認められないということです。
なお、瞑想合宿は必ずしもBrown大学主催のものでなくても構わないとのことです。
実際に私は日本ヴィパッサナー協会主催のリトリートで申請しました。
日本ヴィパッサナー協会のリトリートは条件つきで再開されているようですので、ご興味のある方は同協会のHPをご参照ください。
他のリトリートで条件を満たすかどうか不安な方は、英語にはなりますが一度Brown大学Mindfulness Centerにメールで問い合わせた方が確実だと思います。
オンライン・リトリートについて
一方、昨今のパンデミックに対応するため、Brown大学もオンライン・リトリートをリトリートとして認めるための条件を発表しています。
→こちら
日本語にしてみました↓
【オンライン・リトリートの場合の必要条件】
1)毎日12時間以上であること
2)12時間のうち、最低8時間は静坐瞑想と動きを伴うプラクティスがあること
3)どの休憩も2時間以下であること
4)参加者が講師と話すことができる個人/グループセッションが少なくとも2回あること
Brown大学主催のリトリートに関してはこちらに最新の情報があります。
しかしながらBrown大学主催のものは当然英語である上に、アメリカの時間に合わせて行われるため、日本との時差が13〜14時間あります。
私も参加しましたが、夜に始まって朝に終わるセッションが数日間続きますので非常にタフです。
今回は長くなってしまいましたのでここまで…
次回はBrown大学の講師養成コースで最初のプログラムであるMBSR Foundationsの概要について解説していきます!
こちらからどうぞ😊
オンラインの無料MBSR体験会
著者が講師を務めるオンラインのMBSR無料体験会です。お気軽にご参加ください😊
文字で読んでも実際に体験してみないと分かりにくいですよね😅
詳細はこちらから↓
オンラインのMBSRプログラム
筆者の主催するHome of MindfulnessではオンラインのMBSR8週間プログラムを開催しております。
このMBSRプログラムはBrown大学の講師トレーニングの最初の1ステップの要件を満たすものとして認定されます。
よろしければ参加をご検討ください。