【本の要約】マインドフルネスストレス低減法

MBSR

◯「マインドフルネスストレス低減法」の本をすぐに読みたいのに、kindle版(電子書籍)が出ていない…

◯買う前に試し読みができたらいいのに…

 

本記事ではそんなご要望にお応えして、書籍「マインドフルネスストレス低減法」の要約をお届けします😊

著者プロフィール

植田真史 医師・米国Brown大学認定MBSR講師📖

プロフィール
こんにちは!医師・MBSR講師の植田真史です。 このページにお越しくださりありがとうございます^^ オンラインで瞑想をお伝えする活動や、瞑想に関する情報発信を行っています。 植田 真史 (Masashi Ueda) 医師...

 

本の構成

今回ご紹介する本は

J. カバットジン 著 春木 豊 訳(2007)
マインドフルネスストレス低減法 北大路書房
です。
本書の構成は以下のようになっています。
第I部:「マインドフルネス瞑想法」の実践
第II部:瞑想によるストレス対処法
第III部:健康と癒しの新しいパラダイム
順に要約をお示しします!

第I部:「マインドフルネス瞑想法」の実践

第I部では、まず実際にマインドフルネスストレス低減法(MBSR)のプログラムに参加した人の事例を交えながら、マインドフルネスの意義やマインドフルネスにおける大切な心構えが綴られています。
それに続き、実際のプログラムの流れに沿って、瞑想法が紹介されていきます。

 

 

参加者の事例から1つ引用してみます。マサチューセッツ大学のストレス低減クリニックでMBSRの8週間プログラムに参加したある中年男性の話です。

このクリニックに来て、彼の心臓疾患が治ったわけではありません。
病状は、プログラムが終了した時も、来たときと同じです。
しかし、ここへ来たときは、彼は自分を病人だと思いこんでいました。
絶望感に襲われていた心臓病患者だったわけです。
ところが、八週間たった時、彼は健康そうで幸せそうに見えました。
病気や仕事といったさまざまな問題をかかえていても、人生に喜びを感じていたからです。
彼は、自分を心臓病患者としてみるのではなく、一人の人間として見ることができるようになったのです。

 

このように、「人生のやっかいごと」に対して無条件に屈するのではなく、よりよく生きるための新しいアプローチをマインドフルネスがもたらしてくれる可能性が強調されます。

(ちなみにMBSRは病院内で始まった経緯があるため、本で取り上げられるのは健康上の問題を抱えた方の例がメインですが、そうでない方も参加できます。)

 

その後、実際にMBSRで行われる瞑想法の説明が続きます。

呼吸瞑想・座って行う瞑想・身体の感覚を感じとるボディースキャン・ヨーガ瞑想法・歩行瞑想法などが図版を交えながら順に説明されます。

第II部:瞑想によるストレス対処法

第II部では、代表的なストレスが数種類取り上げられ、瞑想の実践で得た智慧を日常的なストレスへの対処に活かすためのヒントが綴られています。

本書で取り上げられているのは

痛みによるストレス
時間ストレス
対人ストレス
仕事ストレス

です。

 

ここでは、本書で提案されている「仕事ストレスに対処する方法」16カ条のうちいくつかを引用します。

1. 目が覚めたときに、今日、仕事に行くのは “みずから選択したことである” と確認してください。確認できたら、今日するはずの仕事をざっとたどり、心の中に刻みつけてください。

(中略)

5. 仕事中も、ときどき自分の体の感覚に注意を向けてください。肩や顔、手、背中が緊張していないかどうか、今、自分の体がどんなふうに座っているか、あるいは立っているか、などを意識してください。緊張していると感じたら、バランスのとれた姿勢に変えるなどして、意識的に緊張感を解放してください。

(中略)

9. 一時間に一回、一分間だけ仕事を離れて、呼吸に注意を集中してください。私たちは、普段、仕事中でもぼーっとしているときがたくさんあります。この “ミニ瞑想” を使って、いつも現在という瞬間に自分を引き戻してください。

(後略)

このような実用的なメッセージが随所に散りばめられています。

 

「瞑想」というと山に籠もった修行僧のイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、瞑想は日常生活の中に活かしてこそ意味があるというMBSRの基本的な考え方が、文章を通じて伝わってきます。

第III部:健康と癒しの新しいパラダイム

第III部では瞑想と健康との関わりがテーマとなります。「全体性」や「結びつき」といったキーワードを軸に、それらと「癒し」との関係が論じられます。また、思考のパターンが健康に及ぼす影響についても述べられています。
全体性と癒しについて述べている部分を引用します。

ここで使っている “癒し” という言葉は、 “治療する” という意味ではありません。(中略)

慢性病やストレスから生じる障害に対する治療法はほとんどないのです。
治療するということは、誰にもできないのです。
できるのは、 “癒す” ということだけなのです。(中略)

慢性病やストレスによる病気などをかかえていても、 “全体性” の体験は誰にでもできます。
そして、 “全体性” を体験した瞬間、つまり、自分自身の存在を実感した瞬間に、あなたは病気や悩みなどというよりも、もっと大きな存在を感じとることができるはずです。
そして、病気や悩みを、もっとうまく受け入れられる状態になるのです。

 

筆者のカバットジンはノーベル賞受賞者の指導のもと分子生理学の博士号を取得するなど現代医学の最先端を研究する傍ら、長年瞑想にも取り組んできた方です。

 

そんな筆者ならではの視点で現代医学による「治療」の限界が指摘され、治療とは異なる「癒し」というアプローチの重要性が説かれます。

まとめ

本書は1990年に出版されたFull Catastrophe Living という本の初版の和訳であり、最初の出版から30年以上の時を経ていますが、社会情勢が急激に移ろう現代において、その魅力は衰えるどころかますます輝きを増しています。

 

kindle版(電子書籍版)は出ていませんが、もしこの要約をみてさらなる内容が気になったら、ぜひ本書を手にとって著者の言葉に直接触れてみてください。

Amazon.co.jp

また、英語では改訂版が出ており、こちらはkindleの電子書籍が出ていますので、英語に抵抗のない方はご検討ください。

Amazon.co.jp

オンラインの無料MBSR体験会

以下はこの記事の著者が講師を務めるオンラインのMBSR関連プログラムです。

毎週火曜日に無料のオンライン体験会を行っておりますので、お気軽にご参加ください😊

 

詳細はこちらから↓

無料瞑想会
「信頼できる瞑想法を学びたいけど、どこで習ったらいいのかわからない....。」 「独学でやってみたけど、やり方があってるかよくわからない....。」 Home of Mindfulnessでは医師から直接、科学的に信頼で...

最後まで読んでくださりありがとうございます!