MBSR講師資格への道 その1

MBSR

このシリーズでは、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の講師になることを考えている方に向けて情報発信していきます📡

講師資格を取りたくても、日本語の情報が少ないのが現状…

そこで僕の経験が参考になればと思っています。

私自身はMBSRの講師トレーニングを米国Brown大学で受けていますので、基本的にはそのトレーニングコースに沿った内容を記述していきます。

著者プロフィール

植田真史 医師・MBSR講師📖
プロフィールはこちらからどうぞ😊

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)

私が現在在籍しているトレーニングはMBSRと言われるマインドフルネスのプログラムの講師養成コースです。

MBSRとはMindfulness-based Stress Reductionの略で、日本語ではマインドフルネスストレス低減法と訳されています。

MBSRは1979年にアメリカのJon Kabat-Zinn(ジョン・カバットジン)により開発されたプログラムであり、ヘルスケア領域に初めてマインドフルネスの概念を応用したものと言われております。

MBSRの詳細に関してはこの記事をどうぞ😊

MBSRとは?(マインドフルネスストレス低減法)
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MBSRの受講

まず当然ですが自分自身がマインドフルネスを実践している必要があります。

MBSRの講師になるためには、自分が受講者としてMBSRに参加した経験が必要です。

 

MBSRは8週間のコースであり、対面が基本ですが、昨今のコロナ事情もありオンラインでの実施が盛んになってきております。

2020年7月現在は日本で対面でのプログラムは実施されておらず、再開の目処も立っていないのが現状です。

しかしながら、オンラインであっても講師トレーニングに進む要件は(少なくともブラウン大学の場合は)満たします。

MBSR講師資格を認定している組織

MBSRの講師資格を認定している組織は複数あります。

2020年7月現在、私の知っている範囲で以下の4組織があります。この他にも世界中にあるようなのですが、とりあえずこの4つを説明させてください。

(①UMass Memorial Medical Center – Center for Mindfulness  )
Brown University Mindfulness Center
UCSD Center for Mindfulness
Institute for Mindfulness-based Approaches (略称:IMA)

見ての通り全て海外の組織です(汗)

①の組織(以下UMass ユーマス)にカッコを付けたのには理由があります。

そもそもカバットジンがMBSRを開発したのはUMassにおいてであり、長らくUMassが講師トレーニングを中心的に行っていました。

しかし、近年UMassから②のBrown大学に多くの教員が移籍したことから、事実上現在UMassでのトレーニングは行われておりません。

講師トレーニングをUMassで途中まで受けた方に関しては、続きのトレーニングをBrown大学に委嘱する形で行われているようです。

前述したように、私が在籍しているのはこのBrown大学のトレーニングコースであり、私は初めからBrown大学のコースに入りました。

 

③はカリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego)の組織です。詳細は分からないのですが、こちらの組織も元々UMassでトレーニングを受けた先生方が中心となり発足したようです。設立年等の詳細については、公式サイトで確認することが出来ませんでした。

 

④は2001年にLinda Lehrhaupt氏によって設立されたドイツに本拠地を置く組織で、現在も同氏がディレクターを務めているとのことです。公式サイトによると同氏もUMassでトレーニングを受けたようです。

2020年7月現在日本で(オンラインを含め)受講できる一般向けのMBSRプログラムに関しては、講師は上記いずれかの組織でトレーニングを受けた経歴があると考えてよいのではないかと考えています。

私がBrown大学のコースに入った理由

UMassはMBSR発祥の地ということもあり、私は当初講師資格に関してはUMassで取得したいと考えていました。

しかしその1で述べたように、私が講師トレーニングに入る頃にはUMassでの講師トレーニングは事実上ストップしていました。

そこで、UMassから多くの先生方が移籍したBrown大学の講師トレーニングコースに入ることを決めた、という流れです。

これ以降は、私の個人的な経験に沿って、Brown大学でのteacher trainingについて述べていきたいと思います。

トレーニングの流れ

トレーニングの流れはこちらのサイトに詳しく載っています。

上記サイトより引用

MBSRの8週間コースに参加したことがあるという前提で、講師トレーニングの道のりはこの表の左上からスタートします。

次回の記事では、講師トレーニングに応募する前の前提条件についてご説明していきます!

こちらからどうぞ😊

MBSR講師資格への道 その2
このシリーズでは、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の講師になることを考えている方に向けて、私自身の経験に沿ってBrown大学の講師養成コースについてまとめていきます! 第2回の今日は講師トレーニングに応募する前の前提...

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